明吉 純

県と市町村のことば

「長の事務引継」ってなに?-わかるお役所用語解説27

内閣改造で大臣が交代すると新旧大臣の事務引継の様子がテレビなどで放映されますが、自治体の長も事務引継を行わなければなりません。本稿は、「長の事務引継」の内容、行えない場合の対応などについて、説明します。
予算のことば

「節」ってなに?-わかるお役所用語解説26

「節」(せつ)は自治体の主に歳出予算を支出の種別や性質により区分するものです。すべての支出は、定められた節のいずれかに該当することとなります。 本稿は、「節」について、どのようなものかをわかりやすく解説する記事です。
予算のことば

「債務負担行為」ってなに?-わかるお役所用語解説25

自治体の財政に関する用語として、「債務負担行為」があります。翌年度以降に自治体が金銭的負担をする場合に、その内容や限度額などを予算書に定めておくものです。 本稿は、「債務負担行為」について、どのようなものかをわかりやすく解説する記事です。
予算のことば

「一時借入金」ってなに?-わかるお役所用語解説24

自治体では毎日のように工事代金や給付金などの支払いを行い、また、税や国県からの交付金などを受け入れています。そうしたお金は指定金融機関がとりまとめ、自治体の出納部局が管理しますが、ときに保有金が支払代金に不足する場合があります。そうした場合に活用されるのが「一時借入金」です。 本稿は、「一時借入金」を中心に自治体の資金繰りについて解説する記事です。
自治制度のことば

「議員の定数は何人でもいいの?」-わかるお役所用語解説23

自治体の議会について、議員の人数が多過ぎる、活動がよく見えないなどの批判がある一方で、投票率の低下とともに、議員のなり手が不足し、選挙を行っても無投票当選が多く、なかには定数割れが常態化している議会もあり、民主主義や地方自治の機能不全をもたらしかねないとの指摘があります。本稿では、そうした問題を考える前提として、議員の定数の決め方や議員が任期途中で欠けた場合の補充方法などについて、解説します。
仕事のことば

「規則」ってなに?-わかるお役所用語解説22

自治体は「規則」を定めることができます。 自治体における規則の特徴は、国の政令が法律を実施するため又は法律の委任に基づいて制定されるのに対して、法令や条例の委任に基づき、又は、法令や条例の執行のために定められる以外にも定めることができるという点です。規則の制定権者、条例とのちがいなどについて解説します。
予算のことば

「予備費」ってなに?-わかるお役所用語解説21

最近、国の予算における「予備費」が多額に上ることが議論されていますが、自治体の予算にも「予備費」はあります。 本稿は、自治体予算の「予備費」について、他の歳出科目とのちがいや計上・使用に当たっての留意点などを解説する記事です。
予算のことば

「使用料」ってなに?-わかるお役所用語解説20

自治体の歳入項目に「使用料」というものがあります。住民等が何かを使った対価として自治体へ支払うものだろうと想像はつきますが、使用料の対象となるものは、意外に幅が広いものです。 本稿は、「使用料」について、自治体がどういう場合に徴収することができ、また、徴収に当たってのルールはどのようなものかなど解説する記事です。
予算のことば

「財政健全化法」ってなに?-わかるお役所用語解説19

日本では、自治体が破産することやそれにより消滅することはありません。財政的に非常に厳しい状態になることはありますが、国等の関与のもとに「再生」する仕組みになっています。 その仕組みを定めたのが「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」です。 本稿は、この法律の制定の経緯や内容について解説するものです。
ふだん使っていることば

「一般会計・普通会計」「公共(的)団体」―お役所ことばの似て非なるもの2

「一般会計」と「普通会計」のちがい、わかりますか? 「公共団体」に「的」がついて「公共的団体」になると、意味がどのように変わるのでしょうか? わかりにくいといわれるお役所ことば。その一つの原因は、似ていて紛らわしいことばがあることです。本記事は、そのようなことばを説明するものです。