仕事のことば

「規則」ってなに?-わかるお役所用語解説22

自治体は「規則」を定めることができます。 自治体における規則の特徴は、国の政令が法律を実施するため又は法律の委任に基づいて制定されるのに対して、法令や条例の委任に基づき、又は、法令や条例の執行のために定められる以外にも定めることができるという点です。規則の制定権者、条例とのちがいなどについて解説します。
予算のことば

「予備費」ってなに?-わかるお役所用語解説21

最近、国の予算における「予備費」が多額に上ることが議論されていますが、自治体の予算にも「予備費」はあります。 本稿は、自治体予算の「予備費」について、他の歳出科目とのちがいや計上・使用に当たっての留意点などを解説する記事です。
予算のことば

「使用料」ってなに?-わかるお役所用語解説20

自治体の歳入項目に「使用料」というものがあります。住民等が何かを使った対価として自治体へ支払うものだろうと想像はつきますが、使用料の対象となるものは、意外に幅が広いものです。 本稿は、「使用料」について、自治体がどういう場合に徴収することができ、また、徴収に当たってのルールはどのようなものかなど解説する記事です。
予算のことば

「財政健全化法」ってなに?-わかるお役所用語解説19

日本では、自治体が破産することやそれにより消滅することはありません。財政的に非常に厳しい状態になることはありますが、国等の関与のもとに「再生」する仕組みになっています。 その仕組みを定めたのが「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」です。 本稿は、この法律の制定の経緯や内容について解説するものです。
ふだん使っていることば

「一般会計・普通会計」「公共(的)団体」―お役所ことばの似て非なるもの2

「一般会計」と「普通会計」のちがい、わかりますか? 「公共団体」に「的」がついて「公共的団体」になると、意味がどのように変わるのでしょうか? わかりにくいといわれるお役所ことば。その一つの原因は、似ていて紛らわしいことばがあることです。本記事は、そのようなことばを説明するものです。
予算のことば

「公営企業繰出金」「繰出基準」ってなに?-わかるお役所用語解説18

水道事業、鉄道・バス事業、病院事業などは、「地方公営企業」として、事業にかかる経費については、その事業の収入のみをもって充てるのが原則です。 しかし、経費の性質上又は事業の性質上、その原則によることが不適当又は困難なものについては、一般会計が負担します。
県と市町村のことば

「副知事」「副市町村長」ってなに?-わかるお役所用語解説17

知事や市町村長のかげに隠れてあまり目立たない「副知事」や「副市町村長」。どのようにして選ばれ、どのような役目があるのでしょうか?また。普通の公務員(職員)とのちがいはどういう点でしょうか。 自治体のナンバー2の「副知事」や「副市町村長」について説明します。
仕事のことば

「地縁団体」ってなに?-わかるお役所用語解説16

「地縁団体」とは、自治会や町内会のことです。市町村長の認可を受けた地縁団体は、その団体が所有している集会所や墓地などの不動産の登記をその団体名で行うことができます。 どうしてこのような制度が設けられたのかなど、「地縁団体」について解説します。
自治制度のことば

「専決処分」ってなに?-わかるお役所用語解説15

長は、条例の制定・改廃を行う場合や予算を定める場合などには、議会の議決を得る必要があります。しかし、一定の理由で議会の議決を得ることができないと判断した場合には、事後承認でこれらのことを決定できます。これを長の「専決処分」といいます。「専決処分」について、取り上げます。
自治制度のことば

「再議」ってなに?-わかるお役所用語解説14

長と議会が対立した場合に、最終的には、長の不信任と議会の解散まで行きつきますが、その前段階として、一定の場合に、長は議会の議決について、もう一度審議するよう求めることができます。これを「再議」といいます。「再議」について、取り上げます。