2023-04

仕事のことば

出納整理期間をつかった不適正処理―自治体経理の基礎3

本記事は、自治体の一般会計に設けられている「出納整理期間」を利用して、他の会計との資金のやり取りを行い、抱える債務の大きさや正確な財政状況を示さず、結果として財政再建の道を歩むこととなった事例を紹介する記事です。
仕事のことば

会計年度をゆがめる処理―自治体経理の基礎2

本記事は、「会計年度独立の原則」の主な例外である、継続費、繰越明許費、事故繰越しについて説明し、繰越すべきものを繰り越さない、あるいは、会計年度区分を恣意的に変更するなど、会計年度の制度をゆがめる処理について解説します。
仕事のことば

会計年度ってなんだろう?―自治体経理の基礎1

本記事は、自治体において会計処理を行う場合の基礎となる、会計年度と個別の収入・支出についての所属年度の区分や、一般会計にのみ存在する「出納整理期間」について説明する記事です。
ふだん使っていることば

ちょっとちがいます―お役所ことばの似て非なるもの

以上」と「超」、「以下」と「未満」、「~の日から」と「~の日から起算して」、「~である」と「~と聞いている」。こうしたことばの意味のちがいをわかりやすく解説します。
国と自治体のことば

自治体の壊し方1―市町村の合併

市町村は経営不振によって倒産、消滅することはありません。もちろん、市役所を破壊してもその市はなくなりません。市町村がなくなるのは、現行制度上はほかの市町村と合併したときだけです。市町村の合併について解説します。
予算のことば

「国債」「地方債」-国と自治体の借金の制度

「国債」や「地方債」は国や自治体の資金の調達手段として発行されるものですが、金融商品として、投資家等以外に自治体の資金運用の手段としても用いられます。本記事は、それら両方の面から「国債」と「地方債」を説明します。
典型的お役所ことば

その言い方!申し訳ないと伝わっていますか?ー謝罪のことば

テレビのニュースなどでよく放映される、政治家や役所による謝罪会見や釈明会見でつかわれる用語のうち、つかい方に気をつけたほうがよいことばについて解説する記事です。「誤解を招きかねない」「~だとしたら謝罪する」「遺憾である」などは、真意や謝罪していることが伝わっているでしょうか?
予算のことば

わかる「交付税」3―交付する交付税

自治体の財政を理解する上で、地方交付税の制度を知ることはとても重要です。本稿は財政部局の職員以外の職員や公務員志望者を含めた一般の方々に向けた、「わかる」ことを目的とした地方交付税制度の解説です。第3回目は、交付する交付税と題して、交付税の総額決定の仕組みなどを説明します。