自治制度のことば

県と市町村のことば

「長の事務引継」ってなに?-わかるお役所用語解説27

内閣改造で大臣が交代すると新旧大臣の事務引継の様子がテレビなどで放映されますが、自治体の長も事務引継を行わなければなりません。本稿は、「長の事務引継」の内容、行えない場合の対応などについて、説明します。
自治制度のことば

「議員の定数は何人でもいいの?」-わかるお役所用語解説23

自治体の議会について、議員の人数が多過ぎる、活動がよく見えないなどの批判がある一方で、投票率の低下とともに、議員のなり手が不足し、選挙を行っても無投票当選が多く、なかには定数割れが常態化している議会もあり、民主主義や地方自治の機能不全をもたらしかねないとの指摘があります。本稿では、そうした問題を考える前提として、議員の定数の決め方や議員が任期途中で欠けた場合の補充方法などについて、解説します。
県と市町村のことば

「副知事」「副市町村長」ってなに?-わかるお役所用語解説17

知事や市町村長のかげに隠れてあまり目立たない「副知事」や「副市町村長」。どのようにして選ばれ、どのような役目があるのでしょうか?また。普通の公務員(職員)とのちがいはどういう点でしょうか。 自治体のナンバー2の「副知事」や「副市町村長」について説明します。
自治制度のことば

「専決処分」ってなに?-わかるお役所用語解説15

長は、条例の制定・改廃を行う場合や予算を定める場合などには、議会の議決を得る必要があります。しかし、一定の理由で議会の議決を得ることができないと判断した場合には、事後承認でこれらのことを決定できます。これを長の「専決処分」といいます。「専決処分」について、取り上げます。
自治制度のことば

「再議」ってなに?-わかるお役所用語解説14

長と議会が対立した場合に、最終的には、長の不信任と議会の解散まで行きつきますが、その前段階として、一定の場合に、長は議会の議決について、もう一度審議するよう求めることができます。これを「再議」といいます。「再議」について、取り上げます。
県と市町村のことば

「監査委員」ってなに?-わかるお役所用語解説9

はじめに 自治体には、執行部の仕事をチェックする仕組みがいくつかあります。 議会は執行部から提出された各種議案、予算案や決算などの審議・審査を通じて執行部の仕事を事前及び事後にチェックするほか、調査権を使って特定の事項について詳細に調べるこ...
県と市町村のことば

「ここ、何市ですか?」―意外に多い「境界未定地」のはなし

全国にはどの自治体の土地か定まっていない土地があります。このような土地を「境界未定地」といいます。この記事は、境界未定地の例を示しながら、その問題点や境界確定の手続などについて解説します。
県と市町村のことば

「行政委員会」ってなに?-わかるお役所用語解説7

自治体には、いろいろな仕事を行う「執行機関」があります。その中心は都道府県知事や市町村長などの「首長」ですが、それとは別に、いくつか「委員会」が設けられています。これを「行政委員会」といいますが、その果たす役割はどのようなものでしょうか。
国と自治体のことば

自治体の壊し方1―市町村の合併

市町村は経営不振によって倒産、消滅することはありません。もちろん、市役所を破壊してもその市はなくなりません。市町村がなくなるのは、現行制度上はほかの市町村と合併したときだけです。市町村の合併について解説します。
自治制度のことば

「ここから出ていって」「あなた、除名!」-議会の仕組みと用語2

あまりよく知られていない自治体議会の制度と用語についての解説です。第2回目は、審議の公平性を保つため利害関係議員を審議に参加させない「除斥制度」、自治体議員の除名を含む「懲罰制度」、委員会制度と議会の調査権に基づく「100条委員会」について、取り上げます。