2023-01

予算のことば

補助金にまつわる「真水」や「重点化」とは何のこと?

補助金の説明で使用される「真水」とは、対象の事業費のうち国等が実際に補助する額をいいます。対象事業費のことを「事業規模」といいます。また、補助事業の「重点化」とは、文字通り重点的に補助するということですが、補助対象の縮小を伴う場合があります。
予算のことば

公務員試験で出題されることがある「予算の原則」とは

公務員試験で出題されることがある「予算の原則」とは、①総計予算主義②単一予算主義③予算統一④予算の事前議決⑤会計年度独立(予算単年度主義)⑥予算の公開をいいます。
予算のことば

「建設地方債」と「赤字地方債」のちがいとは

地方債は自治体の借金のことです。自治体は各種施設や道路、橋などを建設する場合には借金ができ、これを建設地方債といいます。それ以外の借金は原則禁止ですが、特例的に認められる場合があり、その借金を赤字地方債といいます。
予算のことば

予算の中身を知りたい人のための「目的別分類と性質別分類」

自治体の予算を分類する方法として、「目的別分類」と「性質別分類」があります。「目的別分類」は自治体の行う仕事を仕事の種類に分けるものです。「性質別分類」は経費の種類によって分けるものです。「性質別分類」は自治体の財政を分析する場合に用いられます。
予算のことば

何も知らない人のための「自治体の予算」とは

自治体の予算とは、1年間の収入の見積もりと支出の内訳をひとまとめにしたものです。首長は予算を作成し、議会に提出し、議会の議決をもらわないと、一切の仕事ができません。予算には一般会計予算と特別会計予算の区別があり、当初予算、補正予算、暫定予算などの種類があります。
国と自治体のことば

義務付け・枠付けの見直しとは、何を見直すのだろう

「義務付け・枠付けの見直し」とは、第2期地方分権改革において、法律などで定めていた全国一律の事務を行う基準について、自治体が条例で定めることができるようにするものです。国の示す基準のしばりの程度により、「従うべき基準」「参酌すべき基準」などがあります。
国と自治体のことば

国からの通知でよく目にする「技術的助言」とは

「技術的助言」とは、第1次地方分権改革で整理された国の自治体への関与の方法の一種です。その内容について、法的拘束力や規範性を持たないことから「技術的」と称されますが、これに反した事務を行った場合には、国から是正を求められることもあります。
国と自治体のことば

自治体の行う「法定受託事務」「自治事務」とは

「法定受託事務」と「自治事務」は第1次地方分権改革で、機関委任事務の廃止に伴い、2000年から導入された事務区分です。法定受託事務は是正の指示や代執行ができるが、自治事務は是正の要求までしかできないなど国の関与の仕方に違いがあります。
国と自治体のことば

よく聞くけれどよくわからないー地方分権とは

「地方分権」について、たとえを交えながら、経緯や改革内容を説明します。地方分権改革は、住民に身近な行政は、できるかぎり地方公共団体が担い、その自主性を発揮できるように各種制度を見直すもので、第1次改革と第2期改革に大別できます。