2023-02

典型的お役所ことば

よくわからないことば1「総合的に」「適切に」

お役所ことばの中には、一見もっともらしいけれど、何を言っているかわからないことばがたくさんあります。「総合的に」「適切に」はその例ですが、つかわれる場面とベターなつかい方を考えます。
県と市町村のことば

どうして「都」「道」「府」「県」があるのか

都道府県は、名称に違いはあっても、権限はほぼ同じ、市町村を包含する広域の地方自治体です。都・道・府・県については、歴史的な由来によるものです。
県と市町村のことば

地味に大切な仕事をしていますー自治体の「組合」

「一部事務組合」は自治体が人や金を出し合って、ごみ処理や消防など自治体のやるべき仕事を共同して処理するためにつくる組織です。法令では「特別地方公共団体」とされており、都道府県や市町村同様地方公共団体の一種です。
県と市町村のことば

市にはランクがあるー「政令市」「中核市」と普通の市

市には主として人口の規模を基準とした「政令指定都市」「中核市」とそれ以外の市の区分があります。そのちがいは、都道府県の行う仕事を自ら行える権限の範囲のちがいです。政令指定都市には、「区」が置かれます。
典型的お役所ことば

「検討」はその前後でニュアンスのちがいを出す

議会答弁でよく用いられる「検討」については、その前後の文でニュアンスの違いを出します。「前向きに」「積極的に」は、やる方向、「慎重に」「可否も含めて」は、やらない方向というように。