明吉 純

仕事のことば

会計年度をゆがめる処理―自治体経理の基礎2

本記事は、「会計年度独立の原則」の主な例外である、継続費、繰越明許費、事故繰越しについて説明し、繰越すべきものを繰り越さない、あるいは、会計年度区分を恣意的に変更するなど、会計年度の制度をゆがめる処理について解説します。
仕事のことば

会計年度ってなんだろう?―自治体経理の基礎1

本記事は、自治体において会計処理を行う場合の基礎となる、会計年度と個別の収入・支出についての所属年度の区分や、一般会計にのみ存在する「出納整理期間」について説明する記事です。
ふだん使っていることば

ちょっとちがいます―お役所ことばの似て非なるもの

以上」と「超」、「以下」と「未満」、「~の日から」と「~の日から起算して」、「~である」と「~と聞いている」。こうしたことばの意味のちがいをわかりやすく解説します。
国と自治体のことば

自治体の壊し方1―市町村の合併

市町村は経営不振によって倒産、消滅することはありません。もちろん、市役所を破壊してもその市はなくなりません。市町村がなくなるのは、現行制度上はほかの市町村と合併したときだけです。市町村の合併について解説します。
予算のことば

「国債」「地方債」-国と自治体の借金の制度

「国債」や「地方債」は国や自治体の資金の調達手段として発行されるものですが、金融商品として、投資家等以外に自治体の資金運用の手段としても用いられます。本記事は、それら両方の面から「国債」と「地方債」を説明します。
典型的お役所ことば

その言い方!申し訳ないと伝わっていますか?ー謝罪のことば

テレビのニュースなどでよく放映される、政治家や役所による謝罪会見や釈明会見でつかわれる用語のうち、つかい方に気をつけたほうがよいことばについて解説する記事です。「誤解を招きかねない」「~だとしたら謝罪する」「遺憾である」などは、真意や謝罪していることが伝わっているでしょうか?
予算のことば

わかる「交付税」3―交付する交付税

自治体の財政を理解する上で、地方交付税の制度を知ることはとても重要です。本稿は財政部局の職員以外の職員や公務員志望者を含めた一般の方々に向けた、「わかる」ことを目的とした地方交付税制度の解説です。第3回目は、交付する交付税と題して、交付税の総額決定の仕組みなどを説明します。
予算のことば

わかる「交付税」2―基準財政需要額をかんたんに

自治体の財政を理解する上で、地方交付税の制度を知ることはとても重要です。本稿は財政部局の職員以外の職員や公務員志望者を含めた一般の方々に向けた、「わかる」ことを目的とした地方交付税制度の解説です。第2回目は、基準財政需要額の説明です。
予算のことば

わかる「交付税」1―もらう交付税と交付する交付税

自治体の財政を理解する上で、地方交付税の制度を知ることはとても重要です。本稿は財政部局の職員以外の職員や公務員志望者を含めた一般の方々に向けた、「わかる」ことを目的とした地方交付税制度の解説です。第1回目は、制度の概略と基準財政収入額の説明です。
ふだん使っていることば

お役所ではこうつかいます―「のりと」「呼び込み」「投げ込み」

符丁や隠語などいわゆる業界用語はどこの組織にでもあります。お役所も例外ではありません。その中から、一般につかわれる意味とはちがう意味で用いられる用語をいくつかを紹介します。これが理解できたら、あなたもお役所の一員?