明吉 純

自治制度のことば

「亀の甲より年の劫」「議長譲ります」-議会の仕組みと用語1

あまりよく知られていない自治体議会の制度と用語についての解説です。第1回目は、議会の招集、定例会や臨時会といった議会の種類と通年議会、議員選挙後初の議長選出方法、議会における表決の仕方について取り上げます。
自治制度のことば

「不信任」と「議会の解散」―首長と議会の対立の極致

自治体において、首長と議会が何らかの原因で対立した場合に、それを最終的に解消する制度として、議会における首長の「不信任」議決と、それに対する首長の「議会の解散」の制度があります。
典型的お役所ことば

できないと言うのも仕事ですー断り方いろいろ

議員や住民の方々はさまざま問題を抱え、自治体に対して対応を求めてきます。もちろん、やるべきことはやらなければなりませんが、お役所の世界では、一定のルールがあります。また、マンパワーと予算には限りがあります。やむを得ず、お断りすることもありますが、断り方が大切です。
自治制度のことば

「リコール」は首長や議員をクビにできる制度

「リコール」は解職請求制度といわれるものです。直接請求制度の一種で、一定の数の有権者の署名により、首長や議員などの解職を請求できる(クビにできる)制度です。
仕事のことば

「予定価格」「札入れ」「不落」―契約のことば1

自治体が仕事を行う上で、契約事務は欠かせないものです。お役所のことばの中で、契約事務においてつかわれるものをいくつか紹介します。今回は、「予定価格」「札入れ」「不落」といった入札に関係することばの解説です。
仕事のことば

「低入札価格調査制度」「最低制限価格制度」とは何か

自治体が工事等の入札を行う場合には、最も低い価格を提示した事業者と契約するのが原則ですが、あまりに低価格で工事を請け負った事業者については、工事の品質確保の点で問題があることがあります。そうしたことへの対応として、低入札価格調査制度や最低制限価格制度があります。
仕事のことば

自治体の契約は一般競争入札が原則

自治体は自らの職員で業務を行う場合もありますが、他の事業者に業務を発注し、行ってもらうケースもたくさんあります。そのような場合には、契約を結ぶことになりますが、その相手方は入札で決めるのが原則です。契約の制度について説明します。
ふだん使っていることば

そのカタカナ語、おわかり?―「リスキリング」「ベーシックインカム」

お役所の文書にはカタカナ語が多くつかわれています。よく耳にすることばでも、正しい意味を知らない方も多いと思います。そうしたことばをいくつか取り上げ、意味内容を解説します。今回は労働・福祉分野のことばの解説です。
ふだん使っていることば

略すの大好き―「レク」「アポ」「午後イチ」「P」

符丁や隠語などいわゆる業界用語はどこの組織にでもあります。お役所も例外ではありません。その中から、略語のいくつかを紹介します。これが理解できたら、あなたもお役所の一員?
仕事のことば

初歩の手前の条文の見方3―「前段」「後段」「ただし書き」

お役所の仕事はほとんど法律に基づいて行われます。条文を正しく読むことは、すべての仕事の基礎ですが、専門的に学んだことのない方へ地方自治法の具体的な例を示し、初歩の手前から解説します。第3回は「前段」「後段」「ただし書き」などについて解説します。